“ハッピー・フェイス・クレーター”の砂丘に残るダストデビルの通過跡

この画像には、火星のガレ・クレーター内の砂丘に残されたダスト・デビル(塵旋風)の跡が映っています。地表付近が暖められ上昇気流が発生し、砂や塵を巻き上げたものがダスト・デビルです。

ダスト・デビルは砂を巻き上げながら移動します。上の画像では、ダスト・デビルが通過した跡が暗く映っています。砂丘部分とダストデビルの通過跡との色のコントラストから、砂丘の形成やダストデビルの発生に関する情報を得られるかもしれないとのことです。

なおガレ・クレーターは、全体を見ると地形が笑顔に見えることから「ハッピー・フェイス・クレーター」とも呼ばれます。ガレ・クレーターの全体像についてはこちらの記事をご覧ください。またガレ・クレーターの位置については過去記事「火星の高度マップ」に掲載した地名入り地形図をご覧ください。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページでは、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2018年9月19日に撮影されたもので、2020年11月17日のHiPODとして紹介された画像です。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE