NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機2001マーズ・オデッセイがとらえた、火星のユートピア平原にあるヘパイストス・フォッサの中央部。フォッサとは溝状にくぼんだ地形のことです。
画像に映っているクレーターを形成した隕石衝突のときに、地下の氷が溶けた水が流れ出してできた水路ではないかと提案されています。さらにヘパイストス・フォッサの形成には、近くにあるエリシウム山の中心部で発生した地下の熱が関与している可能性があるとみられています。
2020年4月3日に撮影され、6月3日に公開された画像です。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU