火星のクレーター内の砂丘の斜面で輝くガリー

この画像は、火星のカイザー・クレーター内にある巨大な砂丘に見られたガリー(溝状の地形)をとらえたものです。NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影しました。

カイザー・クレーターは、ヘラス平原の西にある直径約202kmのクレーターです。このクレーター内の巨大な砂丘では、毎年冬の終わりになると太陽光によって斜面が暖められて二酸化炭素の霜が昇華し、それによりガリーが形成されます。

冒頭の画像では西向きの斜面(画像下側)に太陽光が当たり、ガリーが輝いているかのように見えています。画像上側で暗くなっているのは東向きの斜面です。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページ(アリゾナ大学)では、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2016年3月28日に撮影されたもので、2021年10月9日のHiPODとして紹介されました。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE