火星探査車キュリオシティが「ベラ・ルービン・リッジ」で撮影した自撮り画像(2019年1月15日撮影) | アストロピクス

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火星探査車キュリオシティが「ベラ・ルービン・リッジ」で撮影した自撮り画像(2019年1月15日撮影)

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティが「ベラ・ルービン・リッジ(Vera Rubin Ridge)」と呼ばれる場所で「自撮り」したものです。2019年1月15日(2291火星日)に撮影されました。局地的な砂嵐の影響で、遠方がかすんでよく見えていません。

キュリオシティは、ドリルを使って掘削して火星の岩などに穴をあけてサンプルを調べます。冒頭の自撮り画像が撮影されたのは「ロック・ホール(Rock Hall)」と呼ばれる場所で、19番目のドリルでの掘削地点でした。探査車の左下側に、ドリルで開けられた穴が映っています。

自撮り画像は、キュリオシティのロボットアームの先端に取り付けられているMAHLI(Mars Hand Lens Imager)というカメラを使って撮影された57枚の画像を合成したものです。

こちらは冒頭の画像を撮影した約1年前に、同じベラ・ルービン・リッジの100数十m離れた場所で撮影した自撮り画像です。こちらの画像と比べると、冒頭の自撮り画像で遠方がかすんでいることがよくわかります。この画像については次の記事をご覧ください。→(参考記事)火星探査車キュリオシティが「ベラ・ルービン・リッジ」で撮影した自撮り画像(2018年1月23日撮影)

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS

(参照)Planetary Photojournal