火星探査車パーサヴィアランスがデルタの玄関口に到着

Credits: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS
Credits: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスが2022年4月13日、ジェゼロ・クレーター内にあるデルタ(三角州)の手前まで到達しました。画像は4月11日(火星着陸から406火星日)に、パーサヴィアランスがデルタを撮影したものです。マストカメラ(Mastcam-Z)で撮影した64枚の画像をつなぎ合わせて作られました。画像の左奥には、約6.2km先にあるクレーターの縁が映っています。

パーサヴィアランスが着陸したジェゼロ・クレーターは、35億年前には湖だったと考えられています。その湖に流れ込む川の河口付近に、川で運ばれてきた土砂によってデルタが形成されました。

パーサヴィアランスは今後、デルタに登って地質学的な調査やサンプル収集などを行います。デルタの堆積物の調査は、過去の微生物の痕跡を見つけるためにも最良の策と考えられており、デルタでの調査は重要視されています。

まずは最適な登攀ルートを調査したのち、パーサヴィアランスはデルタの上に向かうことになります。画像左端、クレーターの縁のすぐ下に見えるところから、パーサヴィアランスはデルタの頂上を登っていく予定です。

Credit: NASA/JPL-Caltech

デルタに向かう際、パーサヴィアランスは約5kmの道のりを31火星日で駆け抜けました。こちらの映像は、その途中の4月9日(404火星日)に256.55m走行したときと、翌10日(405火星日)に264.98m走行したときにナビゲーションカメラで撮影した画像をつなげたものです。パーサヴィアランスは、設定された目的地に向かう際、岩などの障害物を避けて自律的にルートを設定することができます。そのようなオートナビゲーション技術によってデルタへと走行したときの様子が撮影されています。

(参照)Mars Exploration Program