すばる望遠鏡

銀河宇宙

市民天文学者による衝突銀河の分類結果を解析し銀河の謎に迫る

すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「HSC(Hyper Suprime-Cam)」がとらえた画像を元に、市民天文学者が合体中の銀河を見つけてその形を分類するプロ...
星・星雲・星団

100億年前の宇宙に似た環境ではどんな星が生まれるのか

低金属量の環境でどのような星が生まれるのかを調べるため、国立天文台の安井千香子氏らの研究チームは、天の川銀河の外縁部にある星形成領域「Sh 2-209(S209)」を、すばる望遠鏡の赤外線観測装置「MOIRCS」で観測しました。
銀河宇宙

巨大ブラックホールの明るさに紛れて見えなかった初期宇宙の親銀河の星の光を世界で初めて検出!

東京大学Kavli IPMUなどの国際研究チームは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使って129億年前のクエーサー2天体を観測し、クエーサーを宿す親銀河の光をとらえることに世界で初めて成功したと発表しました。
星・星雲・星団

第1世代の超大質量星の明確な痕跡を発見

中国国家天文台や日本の国立天文台などの国際研究チームは、宇宙で最初に生まれた星々(初代星、ファーストスター)の中に、太陽の140倍以上の質量をもつ巨大質量星が存在していたことを示す明確な痕跡を、天の川銀河に存在する高年齢の星で発見しました。
銀河宇宙

銀河の外に放出された星の残骸をリサイクルして成長する初期宇宙の巨大銀河

超新星爆発などにより銀河の外へ放出された星の残骸は、再び銀河へと舞い戻り次の世代の星の材料となります。国際研究チームが110億年前の巨大銀河を観測し、そのような星の輪廻転生を通して成長する巨大銀河の様子をとらえました。
太陽系外惑星

すばる望遠鏡、新手法で太陽系外惑星を直接撮像

すばる望遠鏡により、太陽系外惑星「HIP 99770 b」が直接撮像されました。ガイア衛星などのアストロメトリ(位置天文学)の情報から観測対象の恒星をしぼりこんだ上で、すばる望遠鏡による観測が行われました。このような手法で惑星が直接撮像されたのは初めてです。
銀河宇宙

ダークマターの分布から「宇宙の標準理論」を検証 新たな物理が存在する?

すばる望遠鏡のHSC(ハイパーシュプリームカム)を使ったHSC-SSPで得られた画像の例。Image Credit: HSC-SSPプロジェクト & 国立天文台...
銀河団

55億光年先の宇宙で超巨大な「キングギドラ超銀河団」を発見

すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム(HSC)」を用いた大規模観測のデータから、約55億光年先の宇宙で巨大な超銀河団が発見されました...
太陽系外惑星

赤色矮星のハビタブルゾーンにあるスーパーアースを発見!

地球から約100光年の距離にある赤色矮星LP 890-9で、スーパーアースが2つ発見されました。これら2つのスーパーアース(LP 890-9 b、LP 890-...
銀河宇宙

天の川銀河に似た銀河の衛星銀河を観測 天の川銀河は典型的? 特殊?

天の川銀河のような大きな銀河には、重力的に結びついた「衛星銀河(伴銀河)」と呼ばれる銀河が存在しています。天の川銀河では衛星銀河は50個以上発見されています。 ...
銀河宇宙

宇宙背景放射を重力レンズで観察し、120億年前のダークマターを初検出

宇宙マイクロ波背景放射の光を重力レンズを通して観察することで、約120億年前の遠方銀河にある銀河周辺のダークマターの存在が世界で初めて検出されました。名古屋大学...
太陽系外惑星

低温の星のハビタブルゾーンをかすめるスーパーアースを発見!

すばる望遠鏡の赤外線分光装置IRD(InfraRed Doppler)による観測で、赤色矮星(M型星)をまわる太陽系外惑星「ロス508b」が発見されました。この...