バイキング1号が1980年に撮影した火星のモザイク画像 | アストロピクス

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バイキング1号が1980年に撮影した火星のモザイク画像

NASAの火星探査機バイキング1号の周回機(オービター)が撮影した102枚の画像から作成されたモザイク画像です。緯度-55度から60度、経度30度から130度の範囲が映っています。

画像中央には、長さ3000km、深さ8kmに及ぶマリネリス峡谷が映っています。マリネリス峡谷の左には「ノクティス・ラビリントス」と呼ばれる迷路状の地形があり、さらにその左には「タルシス三山」と呼ばれる3つの巨大火山が映っています。3つの山は上からアスクレウス山、パボニス山、アルシア山です。

バイキング1号は1975年8月20日に打ち上げられました。1976年6月に火星の周回軌道へ投入され、1980年8月まで運用されました。冒頭の画像は1980年、火星の北半球の初夏に撮影されたものです。大気中には比較的塵の少ない状態でした。

Image Credit: NASA/JPL/USGS

(参照)Planetary Photojournal