ハッブルとチャンドラが見た超新星残骸1987A | アストロピクス

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ハッブルとチャンドラが見た超新星残骸1987A

Image credit: Radio: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), P. Cigan and R. Indebetouw; NRAO/AUI/NSF, B. Saxton; X-ray: NASA/CXC/SAO/PSU/K. Frank et al.; Optical: NASA/STScI

1987年2月24日、大マゼラン銀河で超新星爆発が観測されました。この画像は、その超新星1987Aを26年後の2013年に撮影したもので、チャンドラX線望遠鏡のX線のデータ(青)と、ハッブル宇宙望遠鏡の可視光のデータ(オレンジ、赤)が合成されています。チャンドラのデータは、超新星の衝撃波が元の爆発地点から約4光年のところで周囲の物質と相互作用していることを示しています。ハッブルのデータも、リング内でのこの相互作用の証拠を示しています。

Credit: NASA/CXC/SAO, NASA/STScI, NASA/JPL-Caltech/SSC, ESO/NAOJ/NRAO, NRAO/AUI/NSF, NASA/CXC/SAO/PSU, and NASA/ESA

2020年9月2日、NASAやチャンドラX線望遠鏡のウェブサイトで、多波長で撮影した画像を合成した六つの天体の画像が紹介されました。多波長で観測することで、天体の真の姿が見えてきます。アストロピクスではそれぞれの画像を1枚ずつ紹介しています。今回の記事はその一つです。

■これまでの紹介画像 〜 M82Abell 2744りゅうこつ座イータ星車輪銀河

(参照)NASAChandra X-ray Observatory