ビクター・M・ブランコ4m望遠鏡の頭上に流れる壮麗な天の川

この画像は、南米チリにあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)で撮影されたもので、中央下にCTIOにあるビクター・M・ブランコ4m望遠鏡のドームが映っています。夜空には立ち昇るかのような美しい天の川が映し出されています。

1976年から観測を行うビクター・M・ブランコ4m望遠鏡は、来年2026年で50周年を迎えます。望遠鏡の名は、1967年にCTIOの2代目所長に就任したビクター・マニュエル・ブランコに敬意を表して、1995年に付けられました。アストロピクスではこれまで、この望遠鏡に設置された5億7000万画素のダークエネルギーカメラ(DECam)で撮影された画像をたびたび紹介してきました。

画像に映る天の川は、銀河系中心方向が見えています。右に映るドームのすぐ上には南十字や、ケンタウルス座α星、β星が映っており、ビクター・M・ブランコ4m望遠鏡の左側には小マゼラン銀河も見えています。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2025年7月30日に「Images of the Week」として公開されたものです。

(参考)
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Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/P. Horálek (Institute of Physics in Opava)

(参照)NOIRLab