40年前、ボイジャー1号が最接近8時間後にとらえた土星のリング | アストロピクス

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40年前、ボイジャー1号が最接近8時間後にとらえた土星のリング

1980年11月12日、NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号が土星に最接近しました。この画像は最接近の8時間後にボイジャー1号が、約72万km離れたところから撮影した土星のリングです。

土星のリングは場所によってアルファベットが振られ区別されています。この画像に映る最も外側の細いリングはFリング、そこから内側に向かってAリング、Bリング、Cリングが映っています。明るいリングの間に幅の広い暗い隙間が見えますが、これは「カッシーニの間隙」と呼ばれています。Cリングは内側のやや暗くなっている部分です。なおリングの構造について詳しくはこちらをご覧ください。

画像左上、リング表面に明るく見えているのは「スポーク」と呼ばれています。スポークはリングにときおり現れます。スポークがどのように形成されるのか、はっきりしたことは分かっていませんが、土星の磁場の影響を受けていると見られています。

Image Credit: NASA/JPL

(参照)Planetary Photojournal