宇宙から見た火星探査車パーサヴィアランスと火星ヘリコプター

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが、2022年2月26日に火星のジェゼロ・クレーターの一部をとらえたものです。画像には、このクレーターで移動しながら観測を続けるNASAの探査車「パーサヴィアランス」と火星ヘリコプター「インジェニュイティ」が映っています。

3×2.7mの大きさのパーサヴィアランスは、画像中央付近にはっきりと見えています。その西(左)側200mのところには、インジェニュイティが映っています。ただインジェニュイティは探査車と比べ非常に小さいため、点としてしか見えていません。

こちらはパーサヴィアランス周辺の画像です。オレンジ色の円の中にパーサヴィアランスが映っています。

こちらはインジェニュイティ周辺の画像。赤い円の中の暗い点がインジェニュイティです。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページ(アリゾナ大学)では、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2022年3月31日のHiPODとして紹介されました。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISEPlanetary Photojournal