ハッブル望遠鏡がとらえた、へび座の棒渦巻銀河NGC 5921 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた、へび座の棒渦巻銀河NGC 5921

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 5921。やや黄色っぽく見える銀河の「バルジ」と、そこから渦巻くように伸びる「渦状腕」の一部が見えています。銀河に存在する塵が、バルジや渦状腕からの光を遮って暗く見えているのも映っています。

へび座の方向、約8000万光年の距離にあるこの銀河の中央部には、天の川銀河と同じような棒状構造が見られます。渦巻銀河の半分ほどは「棒」をもつと考えられています。「棒」は星形成を刺激することで銀河に影響を与え、また星々や星間ガスの動きに影響を与えています。

画像は2022年4月4日に、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースされたものです。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Walsh
Acknowledgement: R. Colombari

(参照)ESA/Hubble