この画像はカッシーニ探査機が撮影したもので、土星とリング、そして3つの衛星が映っています。背景にある土星にはリングの影が落ちています。影が落ちる場所から、リングには下から太陽光が当たっていることがわかります。
画像中央に明るく見えているのは衛星エンケラドス(直径約504km)です。エンケラドスは反射率が高く、太陽光をほぼ100%反射することが知られています。エンケラドスの下、リングのすぐ上に見える小さな衛星はパンドラ(最大幅約81km)です。また右下には衛星ミマス(直径396km)が、リングに重なるように映っています。
画像は2007年6月28日に撮影されました。撮影時、カッシーニ探査機はエンケラドスから約29万1000kmの距離に位置していました。
Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute