まるでデス・スター!? カッシーニがとらえた土星の衛星ミマス | アストロピクス

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まるでデス・スター!? カッシーニがとらえた土星の衛星ミマス

土星探査機カッシーニがとらえた土星の衛星ミマス。2010年2月13日に撮影した6枚の画像から作られました。

ミマスは1789年9月17日に、イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見されました。その詳細が明らかになったのは、1980年にボイジャー1号2号が土星を訪れて以降のことです。

ミマスは直径396kmほど。土星の主な衛星の中では最も小さく、また土星に最も近いところを公転しています。表面は全体的にクレーターに覆われています。中でも目立つのが、画像にも映っている巨大なクレーター「ハーシェル・クレーター」です。ハーシェル・クレーターは直径が130kmもあります。それは衛星自体の直径の3分の1ほどもの大きさです。

このハーシェル・クレーターの存在によって、映画「スター・ウォーズ」に登場するデス・スターに似ているとしてよく話題になることがあります。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA12570