カッシーニ探査機がとらえた、土星の衛星レアの詳細画像 | アストロピクス

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カッシーニ探査機がとらえた、土星の衛星レアの詳細画像

NASA(アメリカ航空宇宙局)のカッシーニ探査機がとらえた土星の衛星レア。21枚の画像をモザイク合成したものです。

土星の衛星の中で、レアはタイタンに次いで2番目に大きな衛星です(直径1528km)。ただしタイタンの3分の1以下の大きさしかありません。レアを構成する物質の4分の3が氷、4分の1が岩でできています。岩のコアがあるわけではなく、氷と岩とが均質に混ざり合っているとみられています。

「ティラワ」と名付けられた巨大クレーターが、画像右上に見えています。その南西(画像左下)にも大きなクレーターがありますが、ティラワも南西のクレーターも小さなクレーターにおおわれており、年代がかなり古いことを示しています。

なおレアは、17世紀の天文学者で、カッシーニ探査機の名前の由来にもなったジョヴァンニ・カッシーニによって、1672年12月23日に発見されました。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA07763