この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティが、火星表面にある隕石をとらえたものです。画面左側に大きく映っているのが「カカオ」と名付けられた鉄隕石です。直径約30cmと推定されています。
画像は2023年1月28日(3725火星日)に、キュリオシティのマストカメラで撮影されました。焦点距離100mmのレンズで撮影した19枚の画像をパノラマ合成したものです。
こちらは前日の1月27日(3724火星日)に、同じくマストカメラの焦点距離34mmレンズでカカオとその周辺を撮影した6枚の画像を合成したもの。
キュリオシティが火星表面で隕石を発見したのは今回が初めてではありません。2014年や2016年にも、宇宙から火星に落ちた隕石を撮影したことがあります。参考記事:(2014年)探査車キュリオシティがとらえた大小2つの火星の鉄隕石、(2016年)キュリオシティが発見した、火星に落ちた鉄隕石
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS