ボイジャー1号が接近中にとらえた木星のタイムラプス映像 | アストロピクス

ボイジャー1号が接近中にとらえた木星のタイムラプス映像

この映像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号が撮影した画像から作成されたものです。ボイジャー1号が60日間以上にわたり木星へ接近するようすが記録されています。青(ブルー)フィルタで撮影されたことから「ブルームービー」とも呼ばれています。

ボイジャー1号は1979年3月5日に木星へ最接近しました。この映像は、木星へ接近中の1979年1月6日から2月3日にかけて、木星の1回転(約10時間)ごとに撮影された66枚の画像から作成されています。木星の西経68度の地点が正面にくるたびに撮影されたもので、南半球には地球が2〜3個入るほどの大きさの大赤斑が見えています。映像の最初の画像は木星から5800万km、最後の画像は3100万kmの距離から撮影されたものです。

なお木星の大赤斑は、ボイジャー1号が訪れた頃と比べて最近は小さくなっていることが知られています。当時は地球が2〜3個入る程度の大きさといわれていましたが、最近では地球が1個入る程度の大きさになっています。

Image Credit: NASA/JPL

(参照)Planetary Photojournal