探査車が火星の地表から見た2024年1月20日の日食 | アストロピクス

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探査車が火星の地表から見た2024年1月20日の日食

この映像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスがとらえた一連の画像から作成したタイムラプス映像です。太陽の手前を、火星の衛星の一つダイモス(デイモス)が通過していくようすが映っています。

一連の画像は2024年1月20日に撮影されました。映像は実際よりも約4倍速になっています。

火星にはフォボスとダイモスという2つの衛星(月)があります。どちらも小さな衛星で、フォボスの大きさは26×22×18km、ダイモスの大きさは15×12×11kmしかありません。今回の日食を起こしたダイモスは、約30時間で火星を1周しています。

(参考記事)
火星探査車パーサヴィアランスが見た衛星ダイモスによる日食(2022年12月)
火星探査車パーサヴィアランスが見た衛星フォボスによる日食(2022年11月)
地球の月と火星の「月」、惑星表面からの見た目の大きさ比較

Movie Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/Noriaki Okamoto

(参照)Mars 2020 Mission Perseverance Rover