超新星残骸「かに星雲」 〜 さまざまな波長の合成画像

さまざまな波長でとらえた画像を合成して作られた「かに星雲」の画像。かに星雲は、おうし座の方向、6500光年の距離にあります。

質量が太陽の8倍以上の恒星は、大爆発(超新星爆発)を起こして一生を終えます。かに星雲は、1054年に観測された超新星の残骸です。星雲の中心には灯台のように回転しながら電波と光のビームを放出する中性子星(パルサー)が存在しています。

画像は、5つの望遠鏡からのデータを組み合わせたものです。VLA(電波)のデータを赤、スピッツァー(赤外線)を黄、ハッブル(可視光)を緑、XMM-Newton(紫外線)を青、チャンドラ(X線)を紫に割り当てて合成して作られました。

なお、1054年の超新星は日本や中国で記録が残っており、日本では藤原定家の『明月記』に記録が残されています(ただし1054年には藤原定家はまだ生まれていません)。

Image Credit: NASA, ESA, G. Dubner (IAFE, CONICET-University of Buenos Aires) et al.; A. Loll et al.; T. Temim et al.; F. Seward et al.; VLA/NRAO/AUI/NSF; Chandra/CXC; Spitzer/JPL-Caltech; XMM-Newton/ESA; and Hubble/STScI

http://www.spitzer.caltech.edu/images/6369-ssc2017-05a1-Crab-Nebula-from-Five-Observatories