ハッブルがとらえた、数多くの超新星が観測された「花火銀河」 | アストロピクス

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ハッブルがとらえた、数多くの超新星が観測された「花火銀河」

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた銀河NGC 6946の画像です。

NGC 6946は超新星がしばしば見られる銀河で、20世紀に10個の超新星が観測されました。ちなみに私たちの住む天の川銀河で超新星が観測されるのは、100年につき平均して1〜2個程度です。多くの超新星が観測されたことから、NGC 6946には「花火銀河(Fireworks Galaxy)」という愛称も付けられています。

NGC 6946は棒渦巻銀河と棒状構造のない渦巻銀河の中間の銀河で、中央に弱い棒状構造を持つ銀河です。また星形成が活発な「スターバースト銀河」と呼ばれる銀河でもあります。NGC 6946の銀河円盤は、地球から見て正面を向いています。このような銀河は「フェイスオン銀河」とも呼ばれます。

この銀河はケフェウス座とはくちょう座の境界付近、地球から2520万光年離れたところにあります。画像は2021年1月4日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Leroy, K. S. Long

(参照)ESA/Hubble