星とガスからなるすじが25万光年も伸びる渦巻銀河Arp 295a ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

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星とガスからなるすじが25万光年も伸びる渦巻銀河Arp 295a ハッブル望遠鏡が撮影

この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、「Arp 295」と呼ばれる銀河群の一部が映っています。Arp 295は「Arp 295a」「Arp 295b」「Arp 295c」という3つの渦巻銀河で構成されています。画像中央に映っているのがArp 295aで、その右にある小さな青い銀河がArp 295cです。Arp 295bは画像には映っておらず、左上の枠外にあります。

Arp 295aは、銀河円盤を横から見たエッジオン銀河で、画像の上下方向に星とガスからなるすじが伸びているのがうっすらと見えています。この星とガスのすじは、画像に映っていない部分も含め長さ25万光年に及びます。別の銀河が近くを通過したため形成されました。

Arp 295は、みずがめ座の方向、約2億7000万光年の距離にあります。

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)が2024年1月25日に公開しました。

Image Credit: NASA/ESA/J. Dalcanton (University of Washington)/R. Windhorst (Arizona State University)/Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA