この画像はアンドロメダ銀河をとらえたものです。2020年に運用を終えたスピッツァー宇宙望遠鏡が赤外線で撮影したもので、赤く見えているのは主に塵からの赤外線です。銀河の周囲の領域は、NASAのWISEのデータも含まれています。画像は2024年5月9日に公開されました。
画像は3.6μmと4.5μmの波長の赤外線のデータを青とシアン、8μmの赤外線を赤、24μmの赤外線のデータを緑に割り当てて合成したものです。青とシアンは星の光、赤は塵、緑は塵の温度を示しています。
こちらはアンドロメダ銀河の塵のみを示したものです。銀河の中心を取り巻く塵のリングが見えています。
こちらはアンドロメダ銀河の中心付近の拡大画像。青い点線は、銀河中心にある超巨大ブラックホール(紫色の点)に向かって流れる塵の2つの経路を示しています。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech