ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた惑星状星雲NGC 6326。さいだん座の方向、約1万1000光年の距離にあります。
太陽と同じくらいの質量の恒星は、老化して赤色巨星の段階が終わると、星の外層のガスがゆっくりと放出されていきます。やがて中心には星の“芯”が残り、そこから放射される紫外線が、離れていった周囲のガスを電離することで輝きます。この画像の赤い光は水素ガス、青い光は電離した酸素を示しています。
2010年6月28日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。
Image Credit: ESA/Hubble and NASA