ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、2本の「尾」を持つ相互作用銀河IC 883 | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、2本の「尾」を持つ相互作用銀河IC 883

IC 883(Arp 193)は、りょうけん座の方向、3億光年の距離にある相互作用銀河です。

IC 883の中心領域は、非常に乱れて複雑になっており、ほぼ同じ長さの潮汐の尾がほぼ垂直に現れています。この2本の潮汐の尾は、IC 883が、ガスの豊富な2つの円盤銀河の合体の残骸であることを示唆しています。また衝突がきっかけとなって激しい星形成が生じたとみられ、中心部には明るい星団が多数存在しています。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ18周年を記念して2008年4月24日に公開された衝突銀河画像59枚のコレクションの中の1枚です。

Image Credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration, and A. Evans (University of Virginia, Charlottesville/NRAO/Stony Brook University)

(参照)Hubblesite