とも座にある、輝く水素の雲DG121 | アストロピクス

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とも座にある、輝く水素の雲DG121

画像は、とも座にあるHII領域(電離した水素の雲)DG121をとらえたものです。南米チリ、アタカマ砂漠にあるES0(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)に取り付けられたFORS2という装置で撮影されました。

HII領域は輝線星雲の一種で、若い大質量星が紫外線を放射して周囲のガス雲を電離させたときに形成されます。このような領域は構造が不規則で輪郭がはっきりしないため、ぼんやりとした、とはいえ見栄えのよい画像になります。画像中央付近にある、DG121で最も明るい星はHD 60068です。

画像は2021年5月10日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESO

(参照)ESO