土星の衛星タイタンで2番目に大きな海「リゲイア海」 | アストロピクス

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土星の衛星タイタンで2番目に大きな海「リゲイア海」

土星の衛星タイタンの海を、土星探査機カッシーニがとらえた画像です。2006年2月から2007年4月にかけてカッシーニ探査機が観測した合成開口レーダー画像のモザイクです。

タイタン表面には湖が海があり川も流れています。太陽系にある天体で、表面に安定して液体が存在しているのは地球とタイタンだけです。ただしタイタンの海などにある液体は、水ではなく液体メタンや液体エタンなどです。画像で暗く映っているのはタイタンで2番目に大きな「リゲイア海(Ligeia Mare)」で、タイタンの北極付近に多く存在する海や湖の一つです。

画像は擬似カラー画像で、レーダーで暗く見える液体部分は黒、レーダーで明るく見える固体表面の領域は黄色く色付けされています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASI/Cornell

(参照)Planetary Photojournal