南極の棚氷から東京23区の2倍の面積の巨大氷山が分離 | アストロピクス

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南極の棚氷から東京23区の2倍の面積の巨大氷山が分離

Image Credit: NASA’s Earth Observatory
Image Credit: NASA’s Earth Observatory

2021年2月26日、南極のブラント棚氷から巨大な氷山が分離しました。この画像は、分離した巨大氷山A-74を地球観測衛星ランドサット8がとらえたもので、3月1日に撮影されました。A-74の面積は約1270万平方kmに及びます。これは東京23区のほぼ2倍に相当する面積です。

Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2021), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO
Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2021), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO

こちらはA-74が棚氷から離れていく様子をとらえたものです。ヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル1によってレーダーで撮影されました。2月22日と28日の画像を比較しています。以前から亀裂は知られていましたが、2月26日に新しい亀裂が急速に広がって分離しました。

(参照)NASA Earth ObservatoryESA