カッシーニ探査機が近赤外線で見た土星とリング

この画像は、土星探査機カッシーニが近赤外線で観測した土星の擬似カラー画像です。2008年11月1日に、カッシーニのVIMS(可視赤外マッピング分光器)を用いて近赤外領域で行った65回の観測データをもとに作成されました。

画像は、波長2μmの太陽の反射光を青、3μmの太陽の反射光を緑、そして5μmの熱放射を赤に割り当てて合成されています。リングは2μmの太陽光は反射しますが、3μmと5μmの光を反射しないため青く見えています。土星の高高度のもやは、2μmと3μmの太陽光を反射しますが、5μmは反射しないため緑や青緑に見えています。

また土星内部からの熱放射は、分光器のデータでは5μmでしか見えないため赤く見えています。画像内で暗い点や帯状に見えている部分は雲や小さな嵐です。土星の内部からの熱放射によって下から照らされているため、シルエットになっています。

Image Credit: NASA/JPL/ASI/University of Arizona

(参照)Planetary Photojournal