まるで水中の微小生物!? ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた惑星状星雲NGC 2022 | アストロピクス

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まるで水中の微小生物!? ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた惑星状星雲NGC 2022

2019年8月12日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

真っ暗な水中に浮遊する藻類や小さなクラゲのようにみえるかもしれませんが、ハッブル望遠鏡が撮影したものですから、もちろんそんなことはありません。画像に映る天体の正体は、「NGC 2022」という名のオリオン座にある惑星状星雲です。

太陽程度の質量の星は、年老いると赤色巨星となり、さらに時間が経つと星の外層のガスがゆっくりと離れていって惑星状星雲になります。惑星状星雲では、中心に残された星から放射される紫外線が周囲のガスを電離することで輝いてみえます。このNGC 2022の画像では、中心の星がくっきりとみえています。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Wade

https://www.spacetelescope.org/images/potw1932a/