この画像はハッブル宇宙望遠鏡が撮影したもので、ふたご座の方向、約6億5000万光年の距離にある銀河LEDA 22057が映っています。この銀河では、2024年1月に超新星SN 2024PIが発見されました。
この画像では銀河中心の右下側に、その超新星が淡く青い点として映っています。画像は超新星が発見されてから約1か月半後に撮影されたため、最も明るかった頃と比べると超新星の輝きはかなり暗くなっています。
SN 2024PIは、Ia型超新星です。Ia型は、白色矮星が伴星からガスを吸い寄せて質量が大きくなり、限界に達したときに大爆発するタイプの超新星です。
画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2024年12月30日に公開されました。
(参考)「ハッブル今週の1枚」記事一覧
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. J. Foley (UC Santa Cruz)
(参照)ESA/Hubble