1分で読む宇宙ニュース

宇宙開発

長期間の宇宙飛行は脳に影響。回復までには3年が必要か

30人の宇宙飛行士について、宇宙飛行の前後で脳を調べた結果、少なくとも6か月の長期ミッションの後では脳室が著しく拡張しており、3年未満では脳室が完全に回復しない可能性があることが明らかになりました。
恒星質量ブラックホール

ブラックホールだけでなく、最終的には宇宙の全てが蒸発する!?

オランダ、ラドバウド大学の研究チームは、ホーキング放射によりブラックホールが蒸発する過程を再検討し、事象の地平面から離れたところでも生じる可能性があることを示したと発表しました。
銀河宇宙

銀河の外に放出された星の残骸をリサイクルして成長する初期宇宙の巨大銀河

超新星爆発などにより銀河の外へ放出された星の残骸は、再び銀河へと舞い戻り次の世代の星の材料となります。国際研究チームが110億年前の巨大銀河を観測し、そのような星の輪廻転生を通して成長する巨大銀河の様子をとらえました。
太陽系外惑星

赤色矮星をまわる惑星の3分の1はハビタブルゾーンに存在!?

フロリダ大学の2人の研究者は、赤色矮星を公転する163個の太陽系外惑星の離心率を分析。複数の惑星がある場合には、液体の水を保持できる円軌道をもつ可能性が高く、惑星が1つの場合は離心率が高く、潮汐加熱のために液体の水が存在する可能性が低くなることを示しました。
超大質量ブラックホール

過去90億年で最も明るいクエーサーにX線で迫る

過去90億年間で最も明るいクエーサー「SMSS J114447.77-430859.3(以下、J1144)」をX線で観測した結果が報告されました。フランスのIRAP(宇宙物理・惑星科学研究所)などの研究チームによる研究です。
星・星雲・星団

太陽系外で放射線帯を初めて発見

太陽系では、地球など磁場をもつ天体のまわりに「放射線帯」と呼ばれる、高エネルギー粒子がトーラス状に分布している構造があります。カリフォルニア大学サンタクルーズ校...
銀河宇宙

天の川銀河の上下方向にある巨大な泡構造は爆発的な星形成によるものか

天の川銀河の上下方向には「eROSITAバブル」と呼ばれる巨大な泡構造があることが知られています。従来の研究では、この泡は銀河から外へ噴き出すガスの衝撃により加熱されているとみられていました。オハイオ州立大学などの研究によると、泡の内部と外部とで温度に大きな違いがないことが示唆されました。
銀河宇宙

天の川銀河中心の超巨大ブラックホール近傍では連星は少なく単独の星が多いことが判明

天の川銀河の超巨大ブラックホールのまわりを回る星の軌道。カリフォルニア大学ロサンゼルス校のDevin Chu氏らは、ハワイ島、マウナケア山頂にあるW.M.ケック...
銀河宇宙

宇宙誕生時の急激な加速膨張「インフレーション」の検証につながる重力波による新手法を発見

今回の研究は、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)のKaloian D. Lozanov氏、Kavli IPMU客員准科学研...
星・星雲・星団

宇宙の初代星が遺したガス雲を発見!?

宇宙の初代星(ファーストスター)の中には、低エネルギーの超新星爆発により鉄などが放出されないケースがあります。フィレンツェ大学などの研究チームは、宇宙初期のそのような低エネルギーの超新星爆発の痕跡を初期宇宙のガス雲で特定したと発表しました。
銀河宇宙

「逃走する超巨大ブラックホールの軌跡」は真横からみたバルジのない銀河か?

上はハッブル宇宙望遠鏡で観測された細長い光の構造。紫外線で捉えたものです。中央は、地球に対して真横を向いているバルジのない銀河IC 5249の紫外線画像。下は可...
太陽系外惑星

ウェッブ望遠鏡が岩石惑星で水蒸気を発見か ただし惑星由来ではなく恒星由来の可能性も

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、おとめ座の方向、地球から26光年の距離にある太陽系外惑星GJ 486 bを観測したところ、水蒸気の兆候が見つかりました。これまで岩石惑星で水蒸気が確認されたことはありません。ただ発見された水蒸気は、恒星由来のものである可能性もあります。