カッシーニがとらえた土星と衛星レアのシルエット | アストロピクス

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カッシーニがとらえた土星と衛星レアのシルエット

この画像は、土星探査機カッシーニがとらえたものです。一見すると土星の表面に衛星の影が落ちているように思われるかもしれません。しかし実際には影ではなく、衛星レアがシルエットのように見えています。

この画像が撮影されたとき、太陽光は逆光に近い状態で土星とレアを照らしていました。画像に映るレアも完全にシルエットになっているわけではなく、左側の縁の部分は明るくなっています(ただ背景の土星の明るさに紛れてしまいみえていません)。

太陽光はリングに対して下から当たっているため、土星の上の方にリングの影が落ちているのが映っています。

画像は2006年3月21日に撮影されました。撮影時、カッシーニ探査機はレアから約22万1000kmの距離に位置していました。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal