カッシーニ探査機がとらえた「半月」状態のディオーネ | アストロピクス

カッシーニ探査機がとらえた「半月」状態のディオーネ

この画像はカッシーニ探査機が撮影したもので、土星の衛星ディオーネが映っています。右側に光が当たり、左側は闇に包まれています。

衛星の表面には大小のクレーターのほか、渓谷のような地形も多く見られます。表面の微妙な明るさのちがいは、ディオーネの表面物質の粒子のサイズや形、組成の違いを示唆しています。

地球の月と同じように、ディオーネは常に同じ面を土星へ向けています。画像には土星とは反対側の面が見えています。

画像は2017年6月22日に撮影されました。撮影時、カッシーニ探査機はディオーネから約36万kmの距離に位置していました。この画像を撮影した約3か月後の2017年9月15日、カッシーニ探査機は土星の大気に突入してミッションを終了しました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal