砂漠の夜空の流星群と天の川、そして直列する4惑星

この画像は、5月上旬に極大を迎えた「みずがめ座η(エータ)流星群」をとらえたものです。2022年7月4日にESO(ヨーロッパ南天天文台)が「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースしました。

画像は南米チリのサンペドロ・デ・アタカマ付近で撮影されたものです。サンペドロ・デ・アタカマは、アルマ望遠鏡のあるチャナントール天文台から約50km離れたところにあります。

ハレー彗星を母天体とする流星群が、放射状に光の筋となって映っているのが印象的な画像です。ただこの画像で注目すべきはそれだけではありません。

画像上部には天の川が流れ、天の川の右の方にはケンタウルス座α星とβ星が明るく輝いています。また天の川の上側には、さそり座のアンタレスが流星の光の筋に貫かれるように見えています。

空の下の方で最も明るく輝いているのは金星です。金星のすぐ上には木星があり、少し離れて赤い火星が見えています。さらにその上の方には土星も映っています。

またそれらの惑星に沿うように、帯状の淡い光(黄道光)が見えています。黄道光は惑星間塵に太陽光が散乱して光るもので、太陽の通り道(黄道)に沿って見られます。

Image Credit: ESO/P. Horalek

(参照)ESO