南米チリ、セロ・パチョン山の夜空にかかる天の川のアーチ

この画像は、南米チリのセロ・パチョン山で撮影されたもので、画像右にはジェミニ南望遠鏡が映り、夜空には天の川のアーチが架かっています。地平線付近の空は、オレンジ色や緑色の大気光が淡く輝いています。

天の川には、ケンタウルス座アルファ星、ベータ星や南十字などが輝いています。南十字の右にはカリーナ星雲が見えています。天の川の下には大マゼラン銀河と小マゼラン銀河も映っています。

画面左に映っているのは、DIMM3シーイングモニターです。これは、大気によって上空の星の像がどれくらい歪んでいるのかを測定するための小型の望遠鏡です。その測定結果は、同時に行われるセロ・パチョンにある他の望遠鏡での観測結果を鮮明にするために使われます。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2024年9月18日に「Images of the Week」として公開されたものです。

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Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/P. Horálek (Institute of Physics in Opava)

(参照)NOIRLab