渦巻銀河M100と超新星SN 2006X | アストロピクス

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渦巻銀河M100と超新星SN 2006X

この画像に映っている銀河は、私たちが住む天の川銀河に似た渦巻銀河M100です。かみのけ座の方向、6000万光年の距離にあります。天の川銀河よりやや大きく、直径は約12万光年あります。

M100の明るく輝く中心部からは、2本の渦状腕が巻き付くように伸びています。銀河の中心部のまわりに、はっきりとした渦状腕が伸びている渦巻銀河は「グランドデザイン渦巻銀河」と呼ばれます。M100は、そのようなグランドデザイン渦巻銀河の1つです。M100には、若く高温の大質量星が多く存在し、また非常に高温の電離水素の領域が存在しています。

画像はESO(ヨーロッパ南天天文台)ラ・シヤ天文台の1.5mデンマーク望遠鏡で撮影されました。2006年に撮影されたもので,同年2月4日に発見された超新星SN 2006Xも映っています。銀河の中心部の右下に見える2つの星のうち、外側の明るい星が超新星SN 2006Xです。

Image Credit: ESO/IDA/Danish 1.5 m/R. Gendler, J.-E. Ovaldsen, C. C. Thöne and C. Féron

(参照)ESO