銀河の衝突・合体で生じた銀河「ESO 185-IG013」 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、青色コンパクト銀河(BCG)と呼ばれるタイプの銀河「ESO 185-IG013」が映っています。BCGは、爆発的な星形成を示す近傍銀河です。可視光で青く輝き、赤外線でより明るい他のスターバースト銀河とは区別されます。画像はハッブル宇宙望遠鏡が紫外線、可視光、赤外線の波長で撮影した画像を合成したものです。

ESO 185-IG013には、1億歳未満の若い星団が数百個存在しています。大部分は350万歳未満の非常に若い星団です。これらの若い星団は、銀河同士の衝突・合体によって生じました。合体によって星の材料となるガスが大量に供給され、星形成が今も続いています。銀河の左上方向には、ガスからなる「尾」がうっすらと見えています。

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)から2024年2月2日に公開されました。

Image Credit: NASA, ESA, and R. Chandar (University of Toledo); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA