ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 1589。おうし座の方向、1億5000万光年の距離にあります。
NGC 1589ではかつて、銀河中心にある超大質量ブラックホールに近づいた不運な星が、ブラックホールの巨大な潮汐力によって引きちぎられ破壊される現象が発生したとみられています。
天文学者は現在、ハッブル宇宙望遠鏡を使って、そのことを確かめようとしています。ハッブルの観測によって、星が破壊されたときに放出された破片という動かぬ証拠が得られるだろうと、観測を進める研究者は考えています。
画像は2020年3月9日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA