太陽にあらわれた地球50個分もの長さがある暗い筋 | アストロピクス

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太陽にあらわれた地球50個分もの長さがある暗い筋

NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)がとらえた太陽。2015年10月21日に撮影された画像です。

太陽面の左上から中央付近にかけて、暗い筋が長く伸びています。これはフィラメントと呼ばれるもので、太陽の上層大気であるコロナに浮かぶプラズマの雲です。画像に映るフィラメントは、地球の直径50個分ほどに及んでいます。フィラメントが太陽の縁の部分にあって横から見えるときは「プロミネンス」と呼ばれます。

画像は19.3nmの極端紫外線の波長でとらえたものです。19.3nmの波長では100万度の領域を見ることができます。

Image Credit: NASA/SDO

https://www.nasa.gov/image-feature/goddard/sdo-sees-very-long-filament