遠景が塵に煙る火星風景をキュリオシティが撮影 | アストロピクス

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遠景が塵に煙る火星風景をキュリオシティが撮影

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティがとらえたパノラマです。画像はキュリオシティのマストカメラ(Mastcam)を使って撮影した46枚の画像が合成されています。

2012年に火星のゲール・クレーター内に着陸したキュリオシティは、2014年にクレーターの中央にあるアイオリス山(シャープ山)のふもとに到着。それ以来、アイオリス山を登りながら探査を続けてきました。そのアイオリス山が、画像の奥に空中を舞う塵のため霞んで見えています。画像が撮影された2022年5月26日(3485火星日)は、塵の多い時期でした。

キュリオシティはここ1年ほど、粘土が多く分布する地域から硫酸塩が多く分布する地域へと移動してきました。画像には硫酸塩の分布地域が映っています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS

(参照)Planetary Photojournal