三角州での堆積とその後の洪水を示す火星の丘をパーサヴィアランスが撮影 | アストロピクス

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三角州での堆積とその後の洪水を示す火星の丘をパーサヴィアランスが撮影

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスが着陸したジェゼロ・クレーター内にある、「Kodiak」と呼ばれる丘をとらえた画像です。パーサヴィアランスは2.2km離れたところから、上部が平らなこの丘を撮影しました。丘の幅は250mほどあります。

Kodiakには、かつて形成された層状の岩石が露出しています。これは河川の三角州(デルタ)で堆積物が少しずつ堆積し、その後、洪水が発生したことを示しているとのことです。

画像は2021年4月18日(着陸から57火星日)にパーサヴィアランスのマストカメラ(Mastcam-Z)で撮影されたもので、12月13日にNASAのMars Exploration ProgramのWebページなどで公開されました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS

(参照)Mars Exploration Program