火星のヘラス平原のはずれにある層状堆積物

火星の南半球、ヘラス平原の北のはずれにある地域を、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターがとらえた画像です。淡い色合いの層状堆積物がとらえられています。

この画像に見られるさまざまな色は、地層全体に複数の異なる組成の物質が存在している可能性を示唆しています。堆積物はヘラス平原を形成した衝突イベントと関連した熱水活動によって生じたものかもしれません。

あるいは、湖が存在していた時代にこの領域で形成された、より若い堆積物である可能性もあります。いくつかのデータを使った堆積物の研究によって、これら二つの起源を区別でき、それらの形成に関する別の仮説がもたらされるかもしれません。

なお画像は青緑、赤、赤外で取得した画像を青、緑、赤に割り当てて色合成した擬似カラー画像ですので、肉眼で見た色とは異なります。色の違いによって異なる組成の物質を区別することができます。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページでは、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2013年6月21日に撮影されたもので、2020年11月7日のHiPODとして紹介された画像です。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE

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