火星の北半球、ユートピア平原にあるクレーターの集団を、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターがとらえた画像です。
このクレーターの集団は直径5kmほどの範囲にあり、隕石が大気圏に突入する際に分裂して衝突したために形成されたのではないかとみられています。中央にある最大のクレーターは直径約1.4kmです。
マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載されたHiRISEというカメラのウェブページでは、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2020年5月18日に撮影されたもので、2020年8月18日のHiPODとして紹介された画像です。
Image Credit: NASA/JPL/UArizona
(参照)HiRISE