NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティがとらえた、火星表面からみた日食です。衛星ダイモスが太陽の前を横切るところが映っています。2019年3月17日に撮影されました。ダイモスの動きは実際よりも10倍速になっています。
ダイモスは大きさが15×12×11kmという非常に小さな天体で、火星からの平均距離は2万3458km。火星から見る太陽の見かけの大きさは、地球から見るよりも小さいのですが、ダイモスが非常に小さな衛星のため、太陽面の狭い範囲しか隠されていません。「日食」というより「太陽面通過」という方が適当かもしれません。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS