火星に「クマ」の顔? 探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影 | アストロピクス

火星に「クマ」の顔? 探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)がとらえたもので、MROが搭載する高解像度カメラHiRISEを運用するアリゾナ大学のウェブページで、クマの顔のように見える、として紹介されたものです。

V字形の陥没構造が鼻、2つのクレーターが目、円形の亀裂が顔の輪郭のように見えています。円形の構造は、埋もれた衝突クレーターの堆積物が沈下してできた可能性があります。堆積物は、「鼻」の部分の噴出口から噴き出した溶岩あるいは泥流である可能性があるとのことです。

HiRISEのウェブページでは火星画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2022年12月12日に撮影されたもので、2023年1月25日のHiPODとして紹介されました。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE