小マゼラン銀河にある超新星残骸E0102の画像です。チャンドラX線望遠鏡がとらえたX線(青、紫)、ハッブル宇宙望遠鏡とESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)がとらえた光学データ(赤、緑)を合成して作られました。画像は幅400光年ほどの範囲が映し出されています。
X線のデータ(青、紫)は、宇宙の酸素のほとんどが大質量星で形成されていることを天文学者が確認するのに役立ちました。画像に映っているE0102のリングの酸素量は、太陽系の数千倍もあります。
Image Credit: X-ray (NASA/CXC/ESO/F.Vogt et al); Optical (ESO/VLT/MUSE), Optical (NASA/STScI)