てんびん座の中間渦巻銀河NGC 5861 | アストロピクス

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てんびん座の中間渦巻銀河NGC 5861

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた銀河NGC 5861。てんびん座の方向、約8500万光年の距離にあります。

NGC 5861は、中間渦巻銀河と呼ばれる形の銀河で、中央部に棒状の構造をもつ棒渦巻銀河と、棒状構造のない渦巻銀河の中間のような形をしています。

NGC 5861では、1971年に「SN 1971D」、2017年に「SN 2017erp」という2つの超新星が観測されました。このうちSN 2017erpは、日本の板垣公一さんが発見した超新星です。

超新星は、夜空で非常に明るく輝きます。記録された超新星の中で最も明るかったのは、おそらくSN 1006でした。1006年4月30日から5月1日にかけて、金星の16倍もの明るさで輝いたといいます。

画像は2020年5月11日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Riess et al.

https://www.spacetelescope.org/images/potw2019a/