この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星ローバー(探査車)パーサヴィアランス(Perseverance)がとらえた火星のカラー画像です。パーサヴィアランス下部に設置されているハザードカメラ(Hazcams)で撮影され送信されてきた初のカラー画像です。火星の地表に落ちるパーサヴィアランスの影も映っています。
パーサヴィアランスは2021年2月18日(日本時間19日)に火星のジェゼロ・クレーター内に着陸しました。複数のカメラを設置したローバーのマストは2月20日に展開される予定で、その後、周囲のパノラマ画像を撮影することになると見られます。
今後はさまざまな機器のテストやロボットアームのテスト、短距離の走行が行われる予定です。平らな場所を見つけ、ローバーの腹部に取り付けられている小型ヘリコプター「インジェニュイティ(Ingenuity)」を降ろすまでには1〜2ヶ月かかる見込みとのことです。その後で、パーサヴィアランスの科学ミッションが本格的にスタートする予定です。
※Perseveranceは媒体によって「パーセベランス」「パーサビアランス」「パーシビアランス」「パーセヴェランス」などと表記されています。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech