宇宙から見た火星表面のインサイト探査機 | アストロピクス

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宇宙から見た火星表面のインサイト探査機

この画像は、火星のエリシウム平原に着陸して探査を続けるNASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機インサイトを、同じくNASAの火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが宇宙から撮影したものです。

インサイトは2018年5月に打ち上げられ、同じ年の11月に火星へ着陸しました。地震計などを使い、火星の内部構造を調べるための着陸機です。気温や風速などの気象情報を観測する装置も搭載されています。

この画像は、現れては消える塵旋風の跡を継続的にモニタリングする観測の一環で撮影されました。マーズ・リコネッサンス・オービターによるインサイト周辺の観測は、インサイトが観測する気象情報と連携して火星表面付近の環境をよりよく知ることにつながります。

こちらはオリジナル画像の解像度を変えずに切り出したものです。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページ(アリゾナ大学)では、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2020年3月18日に撮影されたもので、2021年7月8日のHiPODとして紹介されたものです。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE