X線分光撮像衛星「XRISM」と小型月着陸実証機「SLIM」、打ち上げを9月7日に再設定 | アストロピクス

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X線分光撮像衛星「XRISM」と小型月着陸実証機「SLIM」、打ち上げを9月7日に再設定

8月27日、射点への機体移動中の、XRISM/SLIMを搭載したH-IIAロケット。Image Credit: JAXA
8月27日、機体移動中のH-IIAロケット。Image Credit: JAXA

8月末に打ち上げが予定されながら、天候の関係で延期されていたX線分光撮像衛星「XRISM」と小型月着陸実証機「SLIM」の打ち上げが、9月7日午前8時42分11秒に再設定されました。9月4日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と三菱重工業が発表しました。種子島宇宙センターからH-IIAロケット47号機で打ち上げられます。

XRISM(X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission)は、高温プラズマに含まれる元素やプラズマの速さを高精度で測定し、宇宙の大規模構造の成り立ちや、天体の間を行き交う元素とエネルギーの流れの詳細を明らかにしようというミッションです。一方のSLIM(Smart Lander for Investigating Moon)は、高精度で月面に着陸する技術や、着陸に必要な装置の軽量化などを実証するための小型探査機です。

(参照)JAXA三菱重工業